支払いを保留されていた治療費も全額認定。後遺障害14級取得で,最終295万円獲得した事例

併合14級
頸椎捻挫,腰椎捻挫,背部打撲
保険会社提示額
交渉前
最終獲得額
292.31万円

ご相談内容

被害者 40代 兼業主婦 女性
部位 首,腰,背中
傷病名 頸椎捻挫,腰椎捻挫,背部打撲
後遺障害等級 併合14級
獲得金額 295万円
Kさんは,事故で首,腰,背中にお怪我を負いましたが,めまいの症状も頻繁に出始め,精神的にもとても辛い状況でした。その状況で保険会社とのやり取りを行っていくことに不安を感じたため,当事務所にご相談くださいました。

サポートの流れ

項目 サポート前 サポート後 増額幅
後遺障害等級 なし 14級
入通院慰謝料 0 82.96 82.96
休業損害 0 44.39 44.39
逸失利益 0 71.46 71.46
後遺障害慰謝料 0 93.5 93.5
合計 0 292.31 292.31
単位:万円
めまいの症状は,整形外科の医師の指示のもと,耳鼻科での治療を開始したにもかかわらず,保険会社からは今回の事故が原因かはっきりしないため,治療費の支払いは保留とされていました。そこで,因果関係を立証するため,必要な検査をしっかり受けていただくように医師の見解を踏まえてサポートを行い,示談交渉に備えました。

解決内容

およそ7か月間の治療期間を経て,Kさんは症状固定を迎えましたが,首,腰,背中とも痛みが残ってしまいました。そこで,後遺障害診断書のほか,精査した補足資料も添付して当事務所にて後遺障害申請を行ったところ,首,腰,背中,全ての部位で後遺障害14級が認められ,併合14級が認定されました。Kさんも認定結果に納得されたため,その後は示談交渉へと進みました。保留となっていためまいの治療費については,治療中に行った検査によって,Kさんの自覚症状だけではないことや,医学的に今回の事故との因果関係があることを立証することができ,無事に全額支払われることとなりました。その他,休業損害や慰謝料など,保険会社からは減額の主張もありましたが,粘り強く交渉を行い,最終的には約295万円をお受け取りいただき,示談となりました。

所感(担当弁護士より)

保留となっていためまいの治療費ついて,今回は治療中に必要な検査を受けられたため無事に認めれましたが,医師が必ずしも交通事故に詳しかったり,協力的であるとは限りません。Kさんも当事務所にご依頼いただいていなければ,治療費が自己負担になるならばと,治療を諦めてしまっていたかもしれません。早い段階からご依頼いただいたことによって,通院期間中はお体を治すことに集中していただき,最終示談に至るまで精神的なご負担を軽減することができたものと思います。

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